深夜徘徊のお供 ペニーミニクルーザー
深夜徘徊は私の趣味のひとつ。
きっと、遺伝だろう、じいさんも歩いて、毎晩、パチンコ屋に行っていた。
数年前、メタボ診断を受けて、ランニングをすることにした。はじめは、急に5㎞走って死にそうになっていたが、スマホのランアプリをダウンロードして、少しずつ距離とタイムが伸びてくると、楽しくなって目標ができる。ランニングシューズも買った。
マラソン大会にも一度だけ出た。タイムは大したことないが、今でも記念メダルは取ってある。よくあれだけ走れたと思う。
ランニングも中毒になって走りに行かないとストレスになり、雨ニモマケズ雪ニモマケズ走リニデカケタ。
きっと、槍が降っても当時なら家を飛び出していただろう。
おかげで、その頃に撮った写真は、見事に頬がこけていてよく風邪をひいていた気がする。健康のためのランで不健康になっていた。
結局、翌年の大会でサブ4を狙う為の練習で故障して、
治りかけては我慢できず走りに出かけて、同じ箇所を痛めるという悪循環を何度か繰り返しあきらめてしまった。
そんな中、運動はしないといけない思っていたが、どうも走るのが嫌になってしまう。もともと、走るのは苦手だった。なにか、ないかな?
そうだ、スケボーだ!
と、なぜか結論した。
調べると、いいのがあった。
ペニーの22インチミニクルーザー。
普通のスケボーより小さく、高速ベアリングの付いたウィール(車輪)が、クルージングするのにちょうどいいみたい。
思ったより高かったけど、ノーメンテでもう3年以上使っている。
若干滑りが悪くなったようなので、ベアリングなどをオーバーホールしたほうがいいのだろう。
このペニー、通常のスケボーより静かで乗り心地がいい。大きく柔らかいウィールのおかげだ。田舎なので、そもそも夜に散歩している人も少ないのだが、いい年したおっさんがちっちゃなスケボーに乗ってるだけで相当、不気味でご近所の人には引かれるはず、見られたくもないし。
購入後、夜な夜な、狭い庭で少し練習してこけ方を覚えて、深夜の買い出しに乗っていったりした。最終的に田んぼの真ん中の農道で練習して、なんとか真っすぐ進めるようになった。いまだに、プッシュもチックタックも満足にできないし、片側方向しか乗れないので、プッシュする足が疲れるとしばらく小脇に抱えて歩いてるので、目的地に早く到着するということはない。
要するに時間の節約にはまったくならない。youtubeで華麗に深夜クルージングをするのを見て、俺もそのうちにこうなる、と夢想してた頃が懐かしくて遠い目。
普段は車に乗せておいて、犬の散歩にいったりゴミ出しにいったりして、結構楽しんでいる。
ちなみに、体重はキープしているが、内臓脂肪は減っておりません。結局、食べる量を減らさないと駄目なわけですな。